インタビュー1

親方インタビュー(職人歴40年:鈴木洋一)

スズモトリフォームとはどんな会社ですか?

 職人にきちんとした技術や人間性を持った上で独立させ、下請けではなく、お客様と近い距離で仕事ができる仕組みを自分の会社で実現しました。職人がよりよい仕事ができるよう、今までの建築業界にはない風通しの良い職場環境を作りたいという思いを持っているからです。

 また、お客様に誠実に対応することで信頼され、次のお客様をご紹介してくださるなど、さまざまな場面でいつも守っていただいています。お客様や地域の方々も含めて、私たちにとって家族のような存在です。私たちも、もっともっと地域に貢献していきたいと考え、小学校遊具の塗り替えをスズモトリフォームがボランティアで実施させていただいたことがあります。小学校の遊具がボロボロになっているのが気になり、教育委員会に掛け合って遊具の塗り替えをボランティアでやらせていただくことになりました。
 小学校に上がりたての一年生が歩いているのを見て、この子たちがピカピカの遊具で遊んでいる姿を想像しながら、かわいい色をたくさん使って遊具を塗っていきました。その後、校長先生から始業式にお誘いいただき、実際に子ども達から元気のよいお礼の言葉をもらったことが、なによりも嬉しかったです。

 さらに、スズモトリフォームは、自分の夢や目標と、仕事の両立ができる職場です。このような職場にしようと考えたのは、私が今までの人生で経験してきたさまざまなことが影響しています。実は私、昔は学校中から一目置かれるくらいにとてもやんちゃな時期もありました。でも、ひょんなことからサーフィンをはじめることになり、その難しさや魅力にのめり込んだことがきっかけで、世界が変わりました。サーフィンに打ち込んだ結果、スポンサーがつくまでに上達しましたが、当時のトップサーファーは良い波を求めて全国のみならず、世界を回るだけの資金力がないとプロになることが難しく、技術では自信がありましたが、プロのサーファーになる夢を断念しました。

 その時、今までサーフィンにつぎ込んでいたエネルギーを仕事に注ごう!と決意しました。私自身がサーフィンに打ち込みながら働くことにとても苦労したので、スポーツでも何でも、何か目標を持った人が働きやすい環境にしたいと思いました。仕事だけでは人生の豊かさは実現できません。人生の目標があるから、仕事もがんばろう、そんな自分らしい働き方ができる職場の社長になりたいと考えています。あとは人のためになること。人のためになることの方がより自分の力が発揮できますよね。

スズモトリフォームのこだわりの技術とは?

 お客様が大切なお家のことを安心して任せられるよう、リフォームに関する全てのことを自社で手がけることを可能にするため、トータルリフォーマーの職人を鍛えています。昔は、家のことで困ったことがあったら、家を建ててもらった大工さんに相談していました。昔の大工さんはとても多能工で、どんな修理でも対応することができたんですね。しかし、そんな多能工な大工さんがどんどん引退してしまい、今では大工さんは大工仕事のみ、左官屋さんは左官のみ、タイル屋さんはタイルのみ施工しかできず、それぞれの技術がばらばらになってしまいました。そうなると職人さんは下請けの仕事しかできなくなり、働く環境が悪化したことで日本は職人不足に陥っています。
 そこで外国人の職人さんをたくさん現場に雇い入れている場合が多いのが現状です。しかし、リフォームというのは言葉のニュアンスの違いで、仕上がりに違いが出てしまうので、技術はあっても細かい注文が伝わらないなど、お客様にとってあまり良くない状況になっています。そこで、スズモトリフォームではどんな施工でも対応できる職人を鍛え、お客様も安心して大切な家のことを相談できるような環境を作っています。

また、ドローンを活用することで、より職人が安全に屋根や家全体の現状確認ができ、映像を使ってお客様にもわかりやすい説明ができるよう、最新の技術に、常にアンテナを張って仕事を進めています。

技術を鍛えることは、職人の立場からも自分たちの働く環境を良くすることにもつながります。職人の働く環境は下請けが一般的なので、現在の建築業界では雇用条件を整えることは難しいのが現状です。だから、若い方達から見た職人の仕事は、汚い、つらい、やりたくないという悪い印象があります。でも実は、物を直したり、作ったりということは、すごく達成感のあるすばらしい仕事です。また、お客様の家の困りごとを解決することで、とても感謝していただける仕事です。常に技術を磨いていると、いただいた依頼に対して、ほとんど自社の職人たちで完結することができます。こうした努力の結果生まれる、お客様の喜びと感謝の気持ちに対して、私たちは対価をいただいていると考えています。会社名である、「スズモト建築プロフェッショナルグループ株式会社」という名前にこの思いが込められています。リフォームのプロデュースという言葉が近いかもしれませんね。また、技術的な分野だけでなく、これから店舗を増やしていく予定ですので、職人の希望によっては経営責任者まで経験ができる職場になっています。

スズモトリフォームはどんな職場ですか?

若手世代と、中堅世代がバランスよく混在しています。若い世代にとって現場での仕事は技術をどんどん磨くことで、今後とても将来性があります。大手の下請けでは自由度が低くてできないことが、スズモトリフォームであれば大いに挑戦できるので、ぜひ若い人にはうちでたくさん挑戦してほしいですね。

また、現在の事務所は壊す一歩手前だった建物を大家さんから許可をいただき、自分たちの手だけで改築して作りあげました。材料も建築会社の友人から、余った素材をいただき、さまざまな箇所に工夫をしながら仕上げたスズモトリフォームらしい、自慢の事務所です。

奥様は重要なキーパーソン

数年前まではお客様の対応から現場での業務まで、すべて自分でやらなくてはいけない時期があり、手一杯になっていました。そこで家内に手伝ってもらうようになってから、事務や電話対応をきっちりこなしてくれるので、お客様から「電話対応がとてもよかった!」とお褒めの言葉もよくいただきます。電話対応はお客様とのコミュニケーションにおいて大事な役割を果たしているので、とても助かっています。

お客様と接する際に、心がけていることはありますか?

(奥様)お客様のことを一番に考え、丁寧にお話を伺う姿勢を心がけています。お客様が気づいていないけれど、他にも修理が必要な箇所があるかもしれないので、会話を通してお家の状況を引き出し、本当に必要なことを提案できるようにしています。まずはしっかりとお話を伺って、お客様の不安なお気持ちを受け入れることで、安心していただきたいと思っています。

職人さんに対して気配りされていることはありますか?

(奥様)地方から出てきたばかりの若い職人さんが「料理をしたいけどなかなか時間が取れない」ということを耳にして、栄養のある食事ができるよう晩御飯を余分に作って持たせてあげたりしていました。いつも自分の息子みたいに接していますね。

(親方) 毎朝、事務所の壁に貼ってある基本理念をみんなで合唱して「すべての人に思いやりをもつ」ということを、みんなで常に共有するように心がけています。仕事をする上で必要な基本的な人間力を忘れないよう、改めてそれを振り返る時間を作っています。

この仕事は一人一人が人間性を高めていかないと、達成できない仕事だと考えています。また、自分の目標を達成することや、自分の家族の幸せを守ることなど、一人一人が自分らしさや年齢に合った目標を、会社でも達成できるように応援したいです。

ぜひ、一緒にやりましょう!

本物の技術を身につけられる職場です。しかし、資格・経験は一切問いません。例えばスポーツには“型”があります。型がきちんと身についていないと、なかなか成長することができません。経験がなくても、技術を一から丁寧に教えるので、基本をしっかりと身につけることができ、どんどんステップアップできます。中途採用の場合でも、やる気さえあれば大丈夫です!

また、建築関係の知識や経験がなくても、物を直すことが好きな方、料理を作るのが好きな方も歓迎です。私たちの仕事は、コックさんに似ていると思っています。コックさんがお客様においしいと思ってもらえる料理を作りたいと考えていることと一緒で、私たちもお客様にトータルリフォームで感動していただきたいと思っています。

スポーツマンも大歓迎です。柔道をがんばってきた、ラグビーを頑張ってきた、なんでも歓迎です。ぜひ一緒にアウトドアやスポーツを楽しみましょう!

また、地域に貢献できる仕事がしたい方も歓迎です。私たちの仕事は、「家の屋根、壁が汚れている、壊れている」など、お客様の家の困りごとというネガティブな場面から始まります。こうしたネガティブな感情だったものを、最後には「綺麗になった!」「無事に直った!」というお客様のポジティブな感情に変えるのが私たちの仕事です。リフォームの作業が終わったあと「親方、家が綺麗になったら自分たちの気持ちも若返ったよ!」というお声をよくいただきます。お話ししていると、本当にお客様の雰囲気や話し方も変わっているんです。

その中でお一人、心に深く残ったお客様がいらっしゃいます。地域で小さなお店を営まれている方の建物のリフォームを手がけた際、店主に大変喜んでいただき「社長、本当にありがとう」と、涙を流していたのを目にしたときには、私も嬉しいを通り越して泣きそうになりました。

地域に密着することは実は良いことがたくさんあります。自分の技術を発揮すると、いつも私たちの仕事ぶりを見てくれているので、どんどん信頼をしていただけます。

また、地域密着ということで職場までの移動時間が短いので、冬には日が落ちるのが早いため、夕方の5時には戻ってきます。そうすると家で子どもと遊んだり、家族と食事を囲むことができます。職人さんのこうした時間も大切にしたいと考えています。

スズモトリフォームでは、信頼できる仲間と働けることで、仕事だけではなく、目標や自分のスタイルを持つことができます。家族を大切にするライフスタイルや、スポーツや趣味での目標など、自分の目標が持てる会社です。これは、信頼のできる仲間と働けるからこそ、主体的に仕事の進め方を提案することができるからです。

スズモトリフォームで働きたいと思っていただける方に向けて

仕事も私生活も、型にはまって考えなくても良いと思っています。信頼できる仲間がいれば、ちゃんと会社の目標を達成しながら、主体的に自分たちでやり方を決めていくことができます。一般的な塗装屋さんだと、請け負う現場の範囲が広いので、東京に通うとしたら片道1時間2時間かけて通勤しなければなりません。朝は5時には家を出ないと間に合わなかったり、帰りは夜の渋滞で帰宅するだけで3時間かかってしまうこともあります。そうすると、家に帰って家族と一緒に食事をすることができませんよね。

逆に、今は東京に住んでいる方で、自然豊かな湘南地域で仕事も生活もできたらいいなと思っている方も歓迎です。

これから夏の季節、波がいいと朝4時半からサーフィンを1〜2時間やり、朝ごはんを食べて、朝7時に会社に出社する。そしてまた夕方にも波に乗りに行こうかな、なんていうこともできます。これは地域密着なので現場が近いから可能なことです。

本気でスポーツやアウトドアをやることは、実は仕事よりも大変です。でも、喜びや達成感をたくさん感じることができる活動でもあります。例えば、スノーボードに行った時、苦労して山を登り、誰も滑っていないところを滑り降りる。その瞬間、すごく気持ちが良いものです。サーフィンも同じで、向かってくる波に負けず、パドリングをして沖に出て、ようやくいい波に乗れる。その一瞬を求めて頑張ります。このようにスポーツは心身ともにとても鍛えられる良い時間です。また同時に、自然が織りなす素敵な景色を目の当たりにすることもでき、美的センスの感性もアウトドアの中で磨くこともできます。

人生仕事だけで終わるのは、もったいない。家族のため、自分の目標のため、何のために働くのか、という目的をしっかりと持ち、人生の豊かさも実現できる職場にこれからもしていきたいです。

そんな、自分の目標が持て、本物の技術とともに信頼できる仲間と働くことができるスズモトリフォームで、一緒に働きませんか?

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