こんにちは。スズモトリフォーム代表の鈴木です。
今月も今日で最後ですね。
今月は現場作業や営業・事務など忙しく充実した月でした!
弊社は明日5月1日〜5日までGW休みに入らせていただきます。
電話が繋がらないと思いますが、ホームページのお問い合わせからメールを頂ければ返信いたしますので、メールにてお問い合わせください。
ご不憫をおかけしますが何卒よろしくお願いします。
先日、積水ハウスの住宅のシーリング打ち替え作業を行いました。
積水ハウスの板間目地は特殊で、積水オリジナルの目地材を使ってあるので注意点などをお話しできればと思います。

積水ハウスでは、乾式目地という物を使っています。
乾式目地とは、工場で製造された目地を、建てるときに外壁の間に埋め込んで施工していきます。
一般的に目地にはコーキング材という樹脂が打ちこまれていることが多いですが、このような乾式目地で施工されている場合もあります。
コーキング目地も乾式目地も構造的には問題のない、正しい施工方法です。

乾式目地とは、工場で作られたパッキン状の目地のことです。
この目地は、「ガスケット」「定型パッキン」「定型目地」などと言われることもあります。
サイディング外壁の間に埋め込んだときのゴムの反発力によって、
サイディングと目地の密着性が高まり、防水効果を発揮します。
乾式目地にも、メリット・デメリットがあります。
メリット
耐久年数が長い。一般的なコーキング材の耐久年数は10年〜15年ほどですが、乾式目地は20年〜30年ほどです。
デメリット
劣化すると浮いて来てしまいます。

乾式目地は、紫外線によって表面が収縮し浮いてくることがあります。
浮きがあると強い雨で飛ばされてしまうこともありますし、隙間ができて外壁に水が浸入してしまうこともあります。
そのため、新しい乾式目地への交換を行なうか、撤去してコーキングを打ち込みましょう。
デメリット2
乾式目地の上からそのまま塗装をするとブリード現象を起こしてしまう。
ブリード現象とは、塗装後に変色やべたつきが発生する現象のことです。
目地に含まれる可塑剤という油分が塗料や汚れと反応することでこのような症状が起こります。
そのため、塗装前に乾式目地部分だけ専用の下塗りを塗るなどの工夫が必要になります。
乾式目地は、耐久性が長く見た目がスッキリしているのですが、スズモトリフォームではコーキング材を充填し塗装をするメンテナンス方法をおすすめします。
何でなのか作業工程写真を見ながらご説明しますね。

建てられた年代にもよるのかも知れませんが、大体の積水ハウスの建物は縦の目地は乾式目地を採用し、1階と2階のつなぎ目部分の横目地はコーキング材が充填されています。
写真は、横目地を撤去した後なのですが水がかなりの量が入ってしまっています。
目地を撤去すると断熱材が入っているのですが、水を吸いずっと湿った状態になってしまいます。
こうなると建物内部の躯体などが痛みやすくなってしまいます。
結論を言うと、
乾式目地は、建物の動きに対する追従性が低く防水性も下がってしまいます。
コーキング材の方が追従性があるので防水性が高いです。
ただし、積水ハウスをコーキングでの打ち替え工法には技術が必要です。
乾式目地のスッキリとした見た目のように仕上げる技術。
コーキングの厚み調整などが必要となります。

バックアップ材と言ってスポンジの様な物を目地に入れ厚み調整を行います。

バックアップ材挿入前、断熱材が見えています。

バックアップ材挿入後、厚みを均等に調整していきます。

テープを貼ります。積水ハウスは目地が多くテープを貼るのはとても大変でした!
テープの貼り方も表面より目地の少し奥に貼ることで、スッキリとした仕上がりになります。
貼り終えたらプライマーを塗り充填です。


スッキリ綺麗に仕上がりました!
コーキングでも乾式目地のように美しくスッキリと仕上げることは可能なのです!!
耐久性については、一般的なコーキングは10年〜15年と書きましたが、オートンイクシードと言うコーキング材は耐久年数30年と乾式目地に引けをとらない材料があるので、耐久性の面でもお客様の暮らしにあった物を使いますので、ご安心ください。
防水性も高く、耐久性も問題ありません。
ですので、スズモトリフォームでは『コーキング打ち替え工法』をおすすめします。
積水ハウスにお住まいで塗り替えやメンテナンスの事でお悩みでしたら、
お気軽にスズモトリフォームにお問い合わせください。







