外壁塗装を考えていらっしゃる方は業者から『養生』という言葉をきいたことがあるかと思います。
今回のブログでは養生の役割や費用などを紹介していきます。
外壁塗装の養生
建物の外壁を塗装する前に周囲の環境や他の部分を保護する作業のことを養生といいます。
塗料の飛散を防ぐために、塗装対象外の部分をカバーすることや保護することを意味します。
外壁塗装での養生の役割は、塗料の飛散を防ぐことです。
塗料は液体ですので人の手で塗るとなれば、飛散はもちろん、塗ってはいけない部分も塗ってしまう可能性があります。
ですので塗装工事を行う前にしっかりと養生を行います。
養生の期間と種類
外壁塗装の期間は一般的な住宅で10日から14日間と言われています。
養生期間は下記のスケジュールになります。
工事日 | 工事工程 | 養生の有無 |
1日目 | 足場工事 | × |
2日目 | 高圧洗浄 | × |
3日目 | 養生 | ◎ |
4日目 | 下地処理 | ◎ |
5〜7日目 | 下塗り・中塗り・上塗り | ◎ |
8日目 | 附帯部塗装 | ◎ |
9日目 | 調整・ベランダ防水 | ◎ |
10日目 | 片付け | ◎ |
11日目 | 足場解体 | ◎ |
養生する場所と期間は下記の通りになります。
窓 | 3日〜8日 |
玄関・ベランダ・下屋根・室外機 | 8日〜9日まで |
塗り付け部分 | 7日前後まで |
塗料周りや通路 | 9日前後まで |
建物全体 | 11日前後まで(飛散防止ネット) |
養生の費用相場
養生の費用相場の目安は300~500円/㎡です。
外壁塗装の養生の費用は、いくつかの要因によって異なります。
主な要因としては、以下のような点が挙げられます。
塗装する建物の大きさ
建物の広さや高さによって養生に必要なカバーシートやマスキングテープの量が変わります。
塗装する範囲
全体を塗装するのか、一部を塗装するのかによって養生の範囲が変わります。
使用する養生材料の種類
カバーシートやマスキングテープの種類や品質によっても費用が異なります。
地域や業者による違い
地域や外壁塗装業者によっても料金が異なります。
一般的には、外壁塗装の養生の費用は外壁塗装全体の費用に比べて比較的少額ですが、具体的な金額は上記の要因によって変動します。外壁塗装を行う業者に建物の状況に応じた養生費用を出してもらいましょう。
養生の注意すべき3点
植物の長期間養生
植物などは長期間の養生は酸素や太陽の光を遮るため枯れの原因になってしまいます。
3日程度にしてもらうよう相談してみてください。
養生中の窓の開閉
残念ですが養生中は窓全体を覆ってしまうため開閉することができません。
大切な作業ですので養生しないということはできませんが、相談すれば穴をあけて換気することは可能になります。相談してみると良いでしょう。
良質な業者選び
外壁塗装工事をするのに絶対的に必要な作業であり重要な役割を担っているのが養生です。
もしも適当に養生作業されてしまうと、近隣の住宅に塗料が飛んでしまい近隣トラブルに繋がってしまったり、仕上がりが満足のいくものにならなかったりしてしまいます。
外壁塗装を行う際には、信頼性のある専門業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?養生の役割や必要性などを少しでも理解していただけたら幸いです。
外壁塗装の養生は、塗装作業の効率を高めるだけでなく、周囲への影響を最小限に抑えるためにも重要な作業です。この工程を丁寧に行うことで品質や耐久性を確保できます。
良質な外壁塗装工事にするために養生は欠かせない重要なものになります。いつでもご相談お待ちしております。